こんな方におすすめ!
- 書いたメッセージや文章が読まれず悩みがちな人
- 文章力に自信がない人
- 社内外向けにメールを作る人や、取引先とメールでやり取りする人
ちゃんと読まれる文章とは?
せっかく書いたメッセージや文章が読まれない。
LINEのようなSNSなどは、読んだ相手に”既読”がつくので読む義務感が生まれますよね。
何よりも短い文章だから相手も完読しやすいのです。
さて、定期的に配信されるメールマガジンなどをあなたは読む方でしょうか。
「最初のうちは読んでいた」「何となく面白そうだから登録だけしていた」
こんな声が聞こえてきそうですね。
書き手は伝えたい情報というゴールがあって、文章を作ります。
読み手も同様に、得たい情報があって文章を読むのです。
メールマガジンを取り始めたのも、あなたが何かを求めていたからにほかならないでしょう。
しかしながら、結局読んでいないのは何故でしょうか?
それは、既に欲しい情報のニーズが満たされて、お腹がいっぱいだからです。
例えばTwitterやまとめサイトなど、気になる情報は好きなときに拾えてしまう時代になりました。
誰でも見れるメールマガジンは、今や完読される魅力が薄れてしまっているのです。
ただ、一部のユーザーにしか配信されない限定的な情報や、有料の情報には読むという義務感が発生しやすいので読まれやすい傾向にあります。
ただ文章を読ませたいのであれば、”デザートは別腹”なのと同じように、今までとは異なるアプローチを仕掛けるのが簡単でしょう。
【件名】や文章の出だしに、読み手側の興味が惹かれるようなコピーを書いてみるのです。
いうなれば、当り前になってしまった日常に変化を持たせるイメージでしょうか。
取引先とのメールのような、読まなければならない…と、義務感を生み出せるテキストも効果的です。
そして、文章の冒頭を相手が読んでくれれば後は流れです。その後に続く文章も合わせて読まれやすくなるでしょう。
ただ、この手法だけでは付け焼刃に過ぎません。
毎回同じようなことを続けていれば当然、読み手には飽きてしまう一方です。
読ませる文章ではなく、自然と読まれる文章を目指すべきなのです。
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書き手は読み手ファーストを目指すべき
読まれない文章が抱える問題は、もっと根本的な部分にあります。
例えば、長い文章は読み手にかかる負担が大きいので、途中で飽きやすい。
それを知っているからこそ、ライターはシンプルな言葉で短く、素早く伝わる表現を研究し続けています。
読まれるために決して、かっこいい言い回しや変わった言葉を使う必要はありません。
伝えたいことは短く素早く、簡潔に書くのが効果的です。
例えばメールの【件名】に結論を書き、しっかりと本文にロジックを入れれば、メールの役割は果たせます。
この手法はビジネスでは当たり前になっている手法ですね。
相手には伝わるかもしれませんが、読ませる文章なので、妙な緊張感を生み出しやすいのです。
そこで『興味を惹かれる件名(タイトル)』+『冒頭に結論』を合わせます。
相手は件名で疑問を抱き、冒頭の結論で大まかに内容を把握できます。
そうすると、結論の根拠を求めたくなるので、自然と完読されやすくなるのです。
”読ませる文章”には、書き手のエゴが宿っています。
それは結果的に、書き手側の創意工夫にも繋がらず、成長できない状態ともいえます。
「どのように書けば自然と相手に伝わるか?」それだけを常に追求し続けていきましょう。